①2学期は、「学びの楽しさ」について考えてきましょう。
学びには、大きく分けて”体力”、”学力”、”心(道徳性)”、”人間関係”の4つジャンルがありますが、
4つのジャンルではどれが一番大事だと思いますか?また理由について、親友と時間のある時話し合ってみてください。それが、あなたの学びのスタートになると思います。
今日は、学びの楽しさの1つを紹介したいと思います。
②「何が見えますか?」
「できるだけ多く連想、想像してください。」
③ 数が多いほど、知識が多い生徒です。
日頃から知識を活用しようとしている創造性の高い生徒です。
一人一人同じものを見ても、見え方が違うことが分かりますね。
私は、数学、特に図形が好きです。
私の頭の中を少し紹介したいと思います。
私は、この図に頭の中で補助線を引こうとする習慣があります。
④補助線
正三角形が6個
平行四辺形 ひし形が3こ 6種類
等脚台形2こ 6種類
線対象 点対象などの見方で楽しんでいます。
⑤ では、もう一度見てみてください。
見えますか。正三角形6個?
正六角推 も見える人はいますか?
中1の 投影図 立面図 の知識があれば見えるのでは?
⑤ではもう一度見てみましょう。
見え方が増えた人は学へたという事!
見えるわけないものを、見れるわけがない。
その通りです。
でも、見えるようになると、楽しい。
数学教員は次元で見てしまう習慣もあります。
補助線の引き方が変わると!
”立方体”にも見える。”さいころ”のような形です。
補助線の入れ方を変えます。
⑥これが正立方体にも見えますか?
Q:見える人
「え~?」。これは平面ですよ。立体であるはずがない。
なぜ、3次元の立方体に見えるのか?
やはり、経験と知識があるから見えるんです。
Q:さいころにも見えませんか?
3枚の壁が交わっているようにも見えますか?
次の赤点の場所が、
手前に見えるか。
奥に見えるか。
⑦ 補助線が頭で引ける。訓練がいりますが、繰り返すことで見えるようになります。
頭の中で補助線を入れるのが楽しい人は、
設計士、美術関係の仕事に興味を示すといいと思います。
理科の先生は、また見え方が違います。
理科、体育、美術の先生も違います。
だから、面白い!
⑧理科の先生が見るとまた違って見えているんです。
ベンゼン環、雪の結晶、ハチの巣など。
興味が違うんです。
⑨もう一度見てみてください。
知識・スキルが増え、
「見えなかったものが見えるようになる。」
「気づけるようになる。」
「考えられるようになる。」
「分からなかったことが、わかるようになる。」
「できなかったことができるようになる。」
「昨日より今日、今日より明日が少しでも
自分で変化させることができれば、それが、
新しいことを学ぶ楽しさです。」
⑩もうひとつ考えて欲しいことがあります。
いつ、どのように日本語がしゃべれるようになったのか?
2、3歳でしゃべり始めるようですが
塾へ行ってしゃべれるようになったのですか?
その学び方がわかれば、再現可能になる。学び続けることができるのではないでしょうか
⑪ 「3月1日は日曜日で祝日。日本では晴れの日でした。」
日本語は世界の言語でも、最難関のレベル4に分類されています。アメリカ合衆国の外交官が平均で88週間、授業時間にすると2,200時間掛かる難易度
日本語を理解できるみなさん。学ぶ力は外国の方に比べ得てあるとおもいませんか。
「学力がない」と思い込んでいる。
もったいないです!
⑫ 松岡中学校の教員チームも考え続けています。
4つのジャンルの中の一つ、”学力”をどのようにつけるか。全校で学び方を共通理解してもらい、私の話を終わります。
2年前から、松岡中学校HPの”新入生説明のページ”に、松岡中学校の目指す学びについて説明動画があり、説明されています。ご存じですか。
「動画の声は誰か、答えられるようにしておいてください。」
⑬予習 → 授業(対話)→ 復習(振り返り)
A:予習について
最低限でも「予習」で、教科書を読んでくるだけでも“読む力”はupする。
わからないを明確にして、授業に臨むことで明確な目標が生まれ充実する。
B:対話型の授業について
トリオやペア 対話型で、聞く力・話す力を繰り返す。聞く、読むinput 話す・書くoutputの回数が、記憶力につながる。
だから、授業中の対話は何より大事。
意見交換による”協議・話し合い”や”学び合い・教え合い”のできる学級の学力UPは間違いありません。
C:復習:振り返り
授業の終わりには 「振り返り(復習)」 の時間を設け、今日の授業で「学んだこと」「分かったこと」「できるようになったこと」等を書き出す。
自分の変容にきづく。学びを楽しむ。
忘れたら調べればいい。input(読む、聞く)、output(書く、話す)を繰り返す。
書くことで、視覚化(目からのinput)もとっても効果的です。
⑭予習→対話→復習の習慣がつけば、言語力、記憶力、コミュニケション力等の学力はつきます。
学級に学びの共通理解・ルールがあるか。全員参加できれば、学校祭のような”相乗効果”を感じられ、一人では得られない学びの楽しさが感じられるはずです。
テストは、あくまでも学びの途中過程であって、点数が学力を示すとは考えていません。
学力のある人とは、新しい知識・スキルを活用し、変化を楽しめる人のこというと私は考えます。
昨日より今日、今日より明日 変化を楽しむ学びを楽しんでください。